お世話になります。婚活中の者です。
先ほど婚活中の30代の女性と会って参りました。内気な性格、奥手で押しに弱いとプロフィールに記載されておりリードしてもらえる男性を探しているような感じの女性です。写真が可愛いのなんの…もうね最高に可愛いまじ私のタイプの女性でした。
今回は勇気を出して男らしさとフェロモンを醸し出そうと思っておりました。最近色々あり自信を喪失していたので、自信を取り戻すためにも女性に認めてもらいたい…惚れてもらいたい…笑顔で話して好きになってもらいたい…その想いがとても強く脳裏に渦巻いておったのです。
「ああ、楽しみだ」「ああ、楽しみだ」とニヤニヤしながらのちに来るであろう素晴らしい未来のために必死に用意をしておりました。女性に会う前の用意って心が躍るんですよね。
以前、おじさんに婚活の相談をしていて、そのときにもらった香水にチャレンジすることに…ちょっと液体が沈殿しにごっており…心配でしたが、においは男らしさが醸し出されるにおいのような気がしました。おじさんはかなり女性からちやほやされているので、これがモテる秘密かと…おじさんのモテる秘密にようやくたどり着いたような気さえしました。
いつもはスーツだからという理由でお蔵入りにしておりましたが、今回は奮発し多めに身体に塗り付け万全の用意をしました。スーツに香水…自分でも惚れ惚れしてしまいました。絶対モテるだろ…これは…と自信が相当高まりました。もしかして一流のホストと間違えられたらどうしよう…と少し焦りもありました…。
ちょっとにおいが足りないなあと思い家を出る前にもシュッとし、車の中でもシュッとしました。贅沢なほど身体に塗り付けました。今回は金かけてる…その気持ちが男を自信へと導いたのです。とにかく女性に会って気に入ってもらいたい…その一心でした。
そして片道60キロの距離を自慢の愛車でウキウキしながらお気に入りのCDを聞きつつ笑顔で口ずさみながら女性の元に向かいました。2時間以上かかりましたが何とか到着しスーパーで待つこと数十分…女性が到着しました。
女性から「これから行くね」とラインが送信され「スーパーの入り口に着いたよ」とラインが来ました。緊張感が一気に高まりました。
そして私も勇気を出して行こうと思いましたが、念には念を入れて…おじさんの香水を更に会う直前に塗り付け、映画の主人公が登場するシーンのように…さっそうと女性の前に登場しました。自信満々の笑みとおじさんの香水のにおいで女性の前に登場したのです。
そして念願の女性に会うと…うひょーすげーかわいい…本気の本気マジ本気のタイプの女性!こんなに可愛い女性がこの星の元にいたのかというレベルの女性が目の前に立っていたのです…肩が出ているワンピースみたいな服装で心と頭がぐわんぐわんと回り始めました。当たりだ!本物の大当たりだ!と心の中でガッツポーズを決めました。
今回は今まで以上に相当大事に行こうと思い「近くにファミレスがあるのでそこで話をしませんか?」と言うと「はい」と言われ、心の中で「よ~しよしよしよしよしよしよしよし」と思い…車まで行き車に乗ろうとすると…女性が「くさい、無理」「無理です」って私に言い放ちました。
えっ…と思い、「けどファミレスに行かないと」と言うと「もう今日帰っていいですか?」と言われ「えっ…ファミレスは?」と言うと「また今度でお願いします」と言われ…「はい」と言い返し女性は去ろうとしました…。
しかし60キロの距離を必死に運転してきたので…あきらめがつかず…「じゃあスーパーで何かお飲み物でもご馳走します」と言うと「いえ、結構です。用事もありますので」と一直線に去って行きました…。
なんだよこれ…なんなんだよ…婚活女性が会った瞬間去るなんてことあるか…ありえるのか…ありえるわけねーだろ…こんな現実酷すぎるだろ…どんな罰だよ…どんな罰ゲームだよ…。
自身がごっそり抜け落ち損失しました…全ての女性に避けられてるような気さえする…夢であってほしい…こんな現実味わってからどうやってこれから婚活に立ち向かっていけばいいんだよおお…酷すぎる…あまりにも酷すぎる…。
その後…60キロの距離を涙を流しながら一直線に帰宅しました…婚活というものはときにこういう現実では考えられないほど悲しい悲劇が起こる可能性を秘めております。
しかし、自分に合う女性は必ずどこかにいるはずです…それを確かめるため…どれだけ涙を流しても私は婚活をあきらめることなく立ち向かおうと存じます。
目の前で共感してくださっている皆様、いつもありがとうございます。最後はあきらめない者が勝つと信じて今後も歩みを進めて参ります。
何卒よろしくお願い申し上げます。失礼いたします。